2022年08月08日(月) 18:00
クビ差の大接戦を制してカフジオクタゴンが初重賞制覇(C)netkeiba.com
「クビ、クビ」差の大接戦を制して初重賞制覇を達成したのは、カフジオクタゴン(父モーリス)だった。騎乗していたのは短期免許のC.ホー騎手(香港)。来日して2週目。「慣れないダートはあまり好きではない」と言い、また、人気馬にはほとんど騎乗していなかったが、日本での重賞初制覇がダート1800mだった。たちまち好きになったらしい。
コーナーのきつい新潟ダート1800mで最外の15番枠からのスタートは不利だったが、巧みに進路を探して2コーナー過ぎには中団のインへ。その前にいたのが好位差しの人気馬タイセイドレフォン(父ドレフォン)なので、絶好の位置取り。4コーナーでもタイセイドレフォンをマークしながらその横に出すことができた。
2勝クラスを勝ったばかりだが、2走前の八王子特別が古馬相手の多頭数レース。前回の鷹取特別も古馬相手のフルゲート。降級制度がなくなって以降、2勝クラス突破は相手に恵まれるケースもあるが、相手のそろっていたダート2000mを3馬身差で圧勝した上昇度は本物だった。
父モーリスはさまざまなタイプを送る注目の新進種牡馬だが、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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