2022年08月12日(金) 18:00
5月8日の新潟直線1000m「駿風S」で対戦したメンバーが6頭も再戦する。
2着10番ジャズエチュード 54 55秒1(33秒0) 3着6番テーオーマルクス 57 55秒2(33秒0) 4着4番ショウナンバニラ 55 55秒3(32秒9) 5着9番ムスコローソ 57 55秒5(32秒5) 6着1番クルークヴァール 57 55秒5(33秒7) 9着15番スーパーウーパー 55 55秒8(33秒7)
今回、微妙な馬場状態を考えると、外枠12番を引いたショウナンバニラはプラス材料が大きい。負担重量は2キロ減。稲妻Sでは内の4番枠から少しずつ外に出したが、少し脚を余すように2着ジャズエチュードと約1馬身差だった。53キロと、内外が逆になった枠順を考慮すると逆転は可能だろう。
駿風Sで勝ったトキメキ(アイビスSDは3番人気で11着)と約半馬身差の3着だったテーオーマルクスは今回2キロ減の55キロ。ハンデには恵まれたが、今度も内枠で最内の1番。もう開幕週ではないから、進路選択が難しい。
穴狙いなら、駿風Sはジャズエチュードと0秒4差の完敗だったが、スタートで出負けして前半は最後方。スペースを探すのに苦労したが、後半は鋭く伸びて上がり最速の32秒5。ショウナンバニラとは0秒2差だったムスコローソ(父ヘニーヒューズ)が侮れない。めったに新潟1000mには出走せず通算【0-0-0-3】だが、3戦ともに後半は「32秒4-5」の鋭さだった。最後にバラけるようだと、駿風Sから3キロ減のハンデ54キロが生きるシーンがあって不思議ない。
すでに7歳馬だが、入念に乗ったこの中間の動きは上々。アイビスサマーDを差し切ったビリーバーも7歳馬だった。この馬から入る。
さらに伏兵なら同じ7歳のクルークヴァール(父ロードカナロア)。駿風Sは6着でも、最内の1番枠から強引に斜めに進路を外に取って、前半2ハロン21秒8。非常に厳しい前半だったが、残り1ハロンまで先頭だった。54秒7の時計があり、当時より3キロ減。駿風Sと同じ津村騎手に戻った。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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