2022年08月22日(月) 18:00
ジャックドールが優勝(C)netkeiba.com、撮影:高橋正和
これまで前半スローから後半ピッチを上げる逃げ戦法だった4歳ジャックドール(父モーリス)も、逆に、飛ばしてリードした前半の貯金で逃げ込む形の多かった5歳パンサラッサ(父ロードカナロア)も、明らかに強くなっていた。
途中から良馬場に回復したとはいえ、時計のかかる洋芝の2000mでもパンサラッサが主導権を主張するのはみんな分かっている。だが、タフな芝コンディションを読んだ吉田豊騎手(パンサラッサ)は、前半1000m通過「57秒6」でリードした宝塚記念2200mや、同じく「57秒6」で飛ばした中山記念1800mとは異なり、今回の前半1000m通過は「59秒5」。
全体に時計がかかるタフな洋芝とはいえ、パンサラッサにとっては、きわめて楽なマイペースだった。
さらに飛ばすイメージのでき上がっていた逃げ馬の強み。どの馬も4コーナーまで捕まえに出なかった。これに追い込みにくい馬場コンディションが加わり、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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