2022年10月25日(火) 18:02
▲強行スケジュールで敢行したフランス遠征を振り返ります(撮影:桂伸也)
10月2日(日)はフランスに渡ったミルコ騎手。凱旋門賞への騎乗は叶いませんでしたが、当日のレースには騎乗しました。そのレースは凱旋門賞後のレースだったこともあり、馬場は本当にドロドロだっだそうで、ミルコ騎手騎乗の馬も馬場が合わず14着に敗れました。
しかし、出発前から色々あった凱旋門賞デーも、お母さんと4年ぶりの再会を果たし、弟のクリスチャンとは一緒にサウナに入ったりと充実した様子。今回はそんなフランス遠征を振り返ってくれました。
(取材・構成=森カオル)
ミルコ いやぁ、もう大変だった(苦笑)。土曜日(10月1日)の最終レースまで乗って、そのあと成田空港に行って、21時50分の飛行機に乗りました。で、ヘルシンキで乗り換えて、シャルル・ド・ゴール空港に着いたのは朝の8時半くらいだったかな。
──で、着いたその日にいきなりレースと。
ミルコ そうです。でも、出発したのが夜だったでしょ? 普段、寝ている時間のフライトだったから、飛行機のなかではずーっと寝てたよ。普通にゆっくり眠れた。でもね、乗り継いだヘルシンキがめっちゃ寒くて! 半袖の上にパーカーしか着ていなかったから、ちょっとビックリするくらい寒かった。ヤバかった(苦笑)。
──油断しましたね(笑)。レースへの騎乗は、割と直前に決まった感じでしたが、馬具などはどうしたのですか?
ミルコ ヘルメットとブーツだけ持って行って、あとはクリスチャンが貸してくれました。そのほかの荷物は着替えくらい。凱旋門賞だからね、スーツを持って行きました。クリスチャンには本当に助けられたよ。シャルル・ド・ゴール空港からそのままクリスチャンの家に行って、そこでシャワーを浴びたり、一緒にサウナに入ったり。だから、すごくスッキリした状態で競馬場に行けたよ。今年の凱旋門賞の馬場はすごかったね。ちょうどパドックの時間に雨が降り出して・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
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