2022年11月18日(金) 12:00
昨年の競馬を見ているような、内と外の馬場の差がでた先週のエリザベス女王杯でしたね。
そして終わってみれば、2着は同着で馬券に絡んだのはCデムーロ騎手&Mデムーロ騎手&レーン騎手という外国人騎手での決着。
しかもCデムーロ騎手においては、折り合い面に課題があり、当日のテンションも高めで大外枠という条件の中でジェラルディーナを圧巻の勝利へと導いたのですから、巧みの一言。
馬場読みにおいても、道中の折り合いにおいても、また返し馬を終えてからの落ち着かせ方においても、全てにおいて凄いなぁ〜と感じさせる騎乗ぶり。
また土曜日の東京では12レース中7レースが外国人騎手での勝利となり、初来日のマーカンド騎手は既に7勝をマーク。
成績もさることながら、迫力ある追い方に、多くの方が魅了されている様子。
以前、Mデムーロ騎手が、「僕は母国イタリアだけでなく、イギリスやアイルランド、フランスを経験したことで、馬場のコンディションが重くなった時の乗り方を体得した。だから日本で雨が降ると自信が増す」と話していましたが、今回のレースにおいては、いろいろな意味で外国人騎手との差を感じる1戦だった気がしました。
さて今週はマイルCSとなります。
現時点で中心は3頭と見ています。
まずはサリオス。
前走は内枠もあり、最後まで進路を探す中での勝利。ハーツクライが本格化したら、そこからの活躍は確固たる信頼がもてると個人的には思っていますし、鞍上はムーア騎手。
朝日杯FSで同馬を勝利へと導いていますし、とにかく世界1と言っても過言ではないジョッキーゆえ魅力的。ただ1点、馬場がもの凄く悪くなった時は苦手なタイプ。その点は当日の馬場を見ての判断となりそうです。
続いてはダノンスコーピオン。
前走、負けはしましたが、久々でテンションも高く、またユルサも。
この馬を担当されるのは、数々の名馬を育てあげてきた岩本さん。追い切りからも、前走、逆算された馬作りであったことを感じる動き。
信頼できます。
そしてルメール騎手のシュネルマイスター。前走は1200mで度外視していい結果だとは思うのですが、1つ気になるのは前半の折り合い面。マイルだとスタート後に少し気を使うところがあるタイプ。それゆえ、1200mからのマイルでそこがどうでるか? 少し心配も…。とはいえ、鞍上はルメール騎手ですし、厩舎力を含めても老婆心に終わるかもしれませんが…。
それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
このまま続きを読む
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
細江純子「ホソジュンの幸せ馬房」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
特集
マイルCSを完全攻略!
コラム
下半期ベストマイラー決定戦を前に躍動した動きを見せた1頭は?
ニュース
【マイルCS枠順確定】シュネルマイスターは2枠4番、ソダシは3枠6番
東京の安田記念≒阪神のマイルCS≠京都のマイルCS
【マイルCS】北村友一騎手がダノンザキッドで1年7か月ぶりG1舞台 「ファンの応援を力に頑張りたい」
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。