【マイルCS】上昇が著しい3歳マイルチャンピオンの誕生

2022年11月21日(月) 18:00

直線勝負に徹し、鮮やかな騎乗だったレーン騎手

重賞レース回顧

マイルCSを制覇したセリフォス(C)netkeiba.com

 ゴール寸前は大接戦。最速の上がり33秒0で一気に1馬身以上も差し切ったのはセリフォス(父ダイワメジャー)。上昇著しい3歳のマイルチャンピオン誕生だった。

 後方を進み、4コーナーを回った地点では最後方にも近い位置取りになったが、慌てることなく直線勝負に徹したD.レーン騎手の鮮やかな騎乗だった。

 予測されたようにレースはスローの流れで、前後半「46秒6-45秒9」=1分32秒5。1000m通過は58秒5。早めに動いたライバルもいたが、最初から最後の爆発力勝負になるのを察知していたかのようにスパートを待ち、迷うことなく芝状態のいい一番外に出したのが最大の勝因。

 この日、馬場の内寄りを通って差し切った馬も出現した難しい芝コンディションだったが、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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