2022年12月28日(水) 18:00
21年、22年につづいて23年も中京芝1600mで行われるシンザン記念。1回中京Aコースは毎年イン有利が露骨で、21年はピクシーナイト、22年はマテンロウオリオンと、シンザン記念もラチ沿いを走った馬が勝っている。血統面からみると、21年のシンザン記念はピクシーナイトとルークズネスト、モーリス産駒のワンツーだった。22年もモーリス産駒ソリタリオが2着しており、中京のシンザン記念では要チェックの種牡馬といえよう。取り上げた4頭ではクファシルがモーリス産駒。(解説:望田潤)
クファシル
アンドヴァラナウトやゴルトベルクの半弟で、ルーラーシップやアドマイヤグルーヴの甥でドゥラメンテのイトコ。母グルヴェイグはマーメイドS勝ち馬で、母母エアグルーヴは名牝名繁殖でジュンライトボルトの3代母でもある。この牝系のモーリス産駒にはカランドゥーラやレガトゥスがおり、モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナやルークズネストと同じ。なかなか弱点の少ない長めマイラーで、新馬勝ちは逃げ切りだがハナには拘らないだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
スズカダブル
母ダブルファンタジーはJRA2勝、マリーンC3着。近親に目立った活躍馬は他にいないが、牝祖ダンスロマンスからはJRA5勝クラレットパンチが、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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