【根岸S】まさに1400mのスペシャリスト

2023年01月30日(月) 18:00

フェブラリーSで3度目の対戦が実現か

重賞レース回顧

レモンポップが重賞初制覇(C)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 初重賞制覇を達成した5歳牡馬レモンポップ(父Lemon Drop Kidレモンドロップキッド)はこれでダート【7-3-0-0】となり、半馬身差2着の6歳牝馬ギルデッドミラー(父オルフェーヴル)は、ダートに方向転換して【2-2-0-0】。ともにまだ連対パーフェクト。

 ここに至るまで、距離ベストは今回の1400mと陣営も認めるレモンポップのGIフェブラリーS挑戦は流動的ではあるが、これで対戦成績1勝1敗。ともに小差。3度目の対戦が実現すると、フェブラリーSでの対戦は盛り上がる。

 春シーズンにはサウジアラビア、ドバイでのビッグレースがあるので、ダート界のチャンピオン級がフェブラリーSに集結するわけではないが、今年のフェブラリーSにはカナダの6歳牡馬シャールズスパイト(父Speightstownスペイツタウン)が、フェブラリーSでは初めての海外調教馬として出走してくる予定。2022年のBCマイル(芝8F)の小差2着馬。芝8FのG1勝ち星があり、ダート戦・AWコースでの経験もある。

 今回の根岸Sダート1400m1分22秒5(レース上がり35秒9)は、ダートは馬場差が大きいので判断は難しいが、良馬場の根岸Sでは史上最速タイムだった。

 勝ったレモンポップはスタートもう一歩。一瞬ヒヤリとさせたが、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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