2023年02月17日(金) 18:00
すっかり世代交代の進んだこの時期の牝馬戦だけに、若い「4歳、5歳」馬の成績がいいのは当然のこと。最近10年の勝ち馬のうち9頭までが4歳、5歳馬だ。
ただ、馬券に関係した6歳以上馬10頭の人気は「10、1、5、9、15、8、3、5、13、2」番人気。ほとんどが人気薄の伏兵。今年は例年以上に6歳馬が多く、7頭もいる。6歳以上馬が数多く含まれた年は決まってベテランの中から馬券に絡む馬が出現している。世代レベルも関係するのだろう。
6歳スカイグルーヴ(父エピファネイア、3代母エアグルーヴ)に期待したい。馬体調整の休養をはさみつつの出走なので、6歳馬ながら13戦【2-4-0-7】。昨年のこのレースは1分19秒8で0秒1差の2着。続くGIIの京王杯SCも0秒1差の2着だった。
ところが、昨秋の2戦は18着、15着。それで評価急落だが、2走前は多頭数の外枠で終始外を回ったうえ、スパート態勢に入った4コーナーで外に振られる不利。
前走は逆にインで包まれ、最後の直線に入ってぶつかってあきらめている。評価の高い血統馬ゆえに無理なレースはできなかった印象があった。
この距離【1-3-0-1】。決して体調が悪いわけではなく、今週の追い切りも絶好の動きだった。飛ばしそうな馬の少ない組み合わせであり、B.ムルザバエフ騎手なら積極的な好位追走もありえる。
好調教の5歳ララクリスティーヌ、5歳ディヴィーナ、立て直した4歳ウォーターナビレラ本線だが、昨年の勝ち馬6歳ロータスランド、動きの良かった6歳ヒメノカリス、6歳メイショウミモザも相手に入れたい。
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
柏木集保「土曜メインレース展望」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
ウマい馬券
レモンポップなど砂の精鋭16頭!各路線からダートの猛者が集結
調子偏差値
京都牝馬Sの調子偏差値をチェック!
予想
京都牝馬S、プロの◎は?
特集
京都牝馬Sを完全攻略!
コラム
今年も阪神芝内1400で京都牝馬S 開催2週目でストームキャットのスピード重視
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。