【弥生賞予想】16年からディープ産駒が6連勝中 皐月・ダービー以上に菊につながる傾向

2023年02月26日(日) 18:00

昔からクラシックの最重要ステップとされる弥生賞だが、近年は本番までのローテーションが多様化。22年の勝ち馬アスクビクターモアと21年の勝ち馬タイトルホルダーは菊花賞に勝ち、20年の勝ち馬サトノフラッグは菊3着。19年の勝ち馬メイショウテンゲンはダイヤモンドS2着。最近は後に長距離で開花するような資質の馬が勝っている。少頭数でスローになることが多いのも一因かも。16〜22年までディープインパクト産駒が6連勝中(21年は出走なし)。いっぽうでハーツクライ産駒の2着がやたら多い。(解説:望田潤)

グランヴィノス

シュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナの下で、マーティンボロやフレールジャックの甥でブラヴァスの叔父。3代母モーンオブソングはラーイの全妹でその母は名牝グロリアスソング。父がキタサンブラックで母父がマイラーのマキャベリアンだから、イクイノックスやラヴェルと同じでバランスのいい配合といえる。キタサン産駒らしい大型脚長だが、ヘイロー4×4×5らしい捌きで内回りの機動力も兼備。京都2歳Sは案外だったが、見限りたくはない馬だ。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

グリューネグリーン

ヴェルデグリーンの半弟で、サンリヴァルやヴァンケドミンゴのイトコ。母母ウメノファイバーはオークス馬。父ラブリーデイは秋天と宝塚記念の勝ち馬で、セブンデイズ、ゾンニッヒ、ジャカランダレーン、ラブリークイーンなどを輩出。ラブリーデイ産駒だから・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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