【ファルコンS予想】中京1400はパワーも必要 近2年はダンジグの血が猛威

2023年03月12日(日) 18:00

昨年はプルパレイ(母父フサイチペガサス)、タイセイディバイン(牝祖オールフォーロンドン)、オタルエバー(母父リダウツチョイス)と、ダンジグの血を引く馬が1〜3着を独占。一昨年もルークズネスト(ダンジグ5×5)、グレナディアガーズ(父フランケル)とダンジグもちのワンツーだった。直線の急坂でダンジグのパワーがモノを言う結果となっている。取り上げたなかではカルロヴェローチェ(母父ロックオブジブラルタル)、ペースセッティング(ダンジグ4×5)がダンジグの血を引く。(解説:望田潤)

ウメムスビ

アルフレードやフィリアプーラの甥で、牝祖ラトラヴィアータ(サクラバクシンオーの全妹でJRA5勝)の産駒にリビアーモやアルフォンシーヌが、孫にパルティアーモやマグナレガーロがいる。父ファインニードルはアドマイヤムーン産駒の最優秀短距離馬でクルゼイロドスルなどの父。父を脚長でしなやかにしたような馬で、1400なら我慢がききそうなタイプにも見える。スンナリ先行でないと脆いので、多頭数の激戦で楽に行けるかどうか。

距離○ スピード○ 底力○ コース○

カルロヴェローチェ

ヴェルテックスやトウショウピストの甥で、母母シーイズトウショウは短距離重賞5勝。シスタートウショウやトウショウオリオンなども近親。父シルバーステートは初年度からウォーターナビレラなどを出し人気種牡馬に。母父ロックオブジブラルタルはデインヒル産駒の名マイラーで・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

関連情報

新着コラム

コラムを探す