2023年03月12日(日) 18:00
21年と20年はディープインパクト系(ディープボンド、トーセンカンビーナ、ナムラドノヴァン、メイショウテンゲン)とユーキャンスマイルで上位独占という結果だったが、22年はディープボンドが連覇し2着3着にはオルフェーヴル産駒(アイアンバローズ、シルヴァーソニック)が入った。1月のダイヤモンドSはオルフェーヴル産駒のワンツー(ミクソロジーとヒュミドール)、12月のステイヤーズSはオルフェーヴル産駒シルヴァーソニックが勝ち2着はゴールドシップ産駒プリュムドールと、直近の長距離重賞ではステイゴールドの孫が大活躍している。(解説:望田潤)
アイアンバローズ
ベルモントS(米G1・ダ12F)勝ちパレスマリスの半弟で、ジャスティンパレスの3/4兄。近親にハリウッドゴールドCのレイルトリップなど。母父ロイヤルアンセムはシアトリカル産駒で芝10〜12FのG1を3勝。オルフェーヴル産駒だからスタミナ豊富で、母母父ロベルト系だから機動力も兼備。斬れ味勝負は苦手で大箱で上がりが速くなると辛いが、中山や阪神の内回り長丁場はピッタリで、昨年の阪神大賞典もディープボンドの2着に踏ん張った。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
アフリカンゴールド
ドバイワールドCに勝ったアフリカンストーリーの半弟で、タガノプルミエールのイトコ。母母ダニッシュはQエリザベス二世チャレンジCS(米G1・芝9F)勝ち馬。ステイゴールド系×ゴーンウエスト系はジャスティンやシャインガーネットなど最近走っている。京都記念は・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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