2023年05月01日(月) 18:00
ジャスティンパレスが優勝(c)netkeiba.com
鮮やかに天皇賞(春)を制した4歳ジャスティンパレス(父ディープインパクト)は素晴らしかった。同時に、あまりにも残念だったのは、連覇がかかっていた1番人気馬タイトルホルダー(父ドゥラメンテ)の競走中止のアクシデント。
先頭に立っていた2周目の3コーナー過ぎでこらえ切れずにバランスを崩したように映った。そこで横山和生騎手は異変を察知したのだろう。タイトルホルダーがピッチを上げないので、それならと並んできたアイアンバローズを突き放そうとする様子もなく、これ以上の負担がかかるのを防ぐようにゆっくりペースダウン。競走を中止した。
まだ詳細な診断の結果が出ていないが、異変を察知した時点でレースを続けなかった横山和生騎手の判断は、実際には大きな勇気を伴うことだった。まだ先のある5歳のタイトルホルダーのためである。大事に至らないことを願いたい。
勝ちタイムは、阪神の稍重だった昨年の3分16秒2とわずか0秒1差の3分16秒1。ただし、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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