【宝塚記念予想】「意外な馬の上がり最速」はあるか

2023年06月20日(火) 12:00

少ない手がかりから探し出す候補

 宝塚記念は上がり最速が無駄にならないレース、という話を本欄に書いたのは2019年のことだったと思う。実際、宝塚記念では後方からそこそこの着順まで伸びただけの上がり最速というものがほとんどなく、上がり最速を取ったが4着以下というケースは2004年のツルマルボーイ(6着)が最後。その後の上がり最速馬はすべて連対している。

 厄介なのは、どの馬が上がり最速になるか、他のレースより分かりづらいということだ。15年のデニムアンドルビー、18年ワーザーのように4角後方から伸びてきた・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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