2023年06月25日(日) 18:00
開幕週の福島芝1800で行われるハンデ重賞。22年勝ち馬フェーングロッテン(通過順位5-4-3)はブラックタイド×キングヘイロー。21年勝ち馬ヴァイスメテオール(通過順位8-7-5)はキングカメハメハ×キングヘイロー。20年勝ち馬バビット(通過順位1-1-1)はナカヤマフェスタ×タイキシャトル。過去3年の勝ち馬はいずれも「父中距離×母父マイル」「父スタミナ×母スピード」の配合形で、小回り1800戦らしく先行力機動力に優れた馬が勝ちやすいレースといえる。またキングヘイローもタイキシャトルもヘイローの血をもつので、上記3頭はヘイローのクロスをもつ点も共通。(解説:望田潤)
アイスグリーン
ディアンドルやミエノワールドの半弟で、シェーンヴァルトの甥で、母グリューネワルトはJRA2勝。モーリス×スペシャルウィークはルペルカーリアやカイザーノヴァと同じで、サドラーズウェルズ(フェアリーキング)のクロスをもつのも同じ。小倉で好位捲りで2戦2勝だから福島も合いそうなモーリス産駒だ。スペシャルウィーク肌だけにスプリングSのように馬群に入ってしまうとよくないか。白百合Sのように好位で揉まれず運びたい。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
ウヴァロヴァイト
ミトラ、モンドアルジェンテ、グレンガリーなどの半妹で、母エイグレットはJRA3勝(芝1200)。母母ノーザンプリンセスは七夕賞3着でメイショウサムソンも同牝系。父サトノクラウンは初年度産駒からタスティエーラやトーセンローリエなどを輩出。クラウン産駒らしいしなやか中距離体質で、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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