2023年07月11日(火) 18:01
▲まずは先週の振り返りから(撮影:桂伸也)
先週のグレアミラージュは7着。とはいえ、後方からメンバー中2番目の上がりを使い、勝ち馬とはわずかコンマ4秒差というところまで差を詰めました。「脚があるのはわかってるんやけど、どうも気が難しくて…」という小牧騎手。このもどかしさも期待の裏返し。まだまだ見限れません。
ユーザーからの質問は、真夏のランニングについて。小牧騎手にとっては日常である、驚愕のランニングスタイルとは!?
(取材・文=不破由妃子)
──土曜日のグレアミラージュは7着(福島12R・3歳上1勝クラス・ダ1150m)。最後に猛然と追い込んできて、掲示板まであと一歩でしたね。
小牧 伸びてきたけどねぇ。前崩れの展開になったし、5着はあったかなと思ったのに。それに、まだ脚が余ってる感じやった。どうも気が難しくて。
──ゴールしたあとも、しばらく勢いが衰えませんでしたね。
小牧 そうそうそう。1400mを中心に使ってきたけど、今は1200mくらいのほうがいいのかもしれん。あとはスタートやね。今回も出てはいるんだけど、行かんもんね。最後は際どかったし、使える脚があるのは間違いないから、また次に期待します。土曜日は夜遅くに帰ってきたんやけど、明けて日曜日の深夜2時に起きて、調教に行ったわ。
──ああ、笹田厩舎の新馬に乗ってましたね。
小牧 うん。乗る予定はなかったんやけど、助手さんが乗れなくなったということで、急きょ乗ることになって。新馬はすごくよかったよ。
──ミヤビネルソンですね。オープン馬のワールドウインズと併せて。
小牧 そうそう。いい背中をしていたし、動きもよかった。レースは僕じゃないと思うけど、なかなかおもしろそうな馬だよ。
──小牧さんに乗ってほしい…。
小牧 笹田厩舎の調教は、レースに乗る乗らないにかかわらず、頼んで乗せてもらっているからね。九州産の新馬が入っていて、その馬はレースも僕が乗るわ。まだ乗ってないんやけど、小さな馬でね。走ってくれたらいいんやけど。
あと、服部厩舎にまた小林量オーナーの2歳が入るわ。今回も弟の毅が関わっていて・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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