【中京記念予想】4歳馬が連対していないマイルの中京記念

2023年07月18日(火) 12:00

「たまたま」もありうるが、データの上では気にしたいポイント

 中京記念は阪神でやったり小倉芝1800mでやったりともはや傾向を語れるレースではなくなっているが、今回はそこを無視して年齢別成績の話をしたい。

 データを調べている方ならご存知かもしれないが、中京記念ではマイル戦になって以降の過去11年、4歳馬が連対していない。[0-0-4-16]だ。基本的に古馬重賞の年齢別成績は「若いほうが強い」となりやすく、この時期だと3歳馬の出走がそこまで多くはないので、4歳馬の勝率・複勝率はさらに高くなりがちである。

 ちなみに、2012年以降(今年終了した重賞は今年も含む)の3歳上平地GIIIで、4歳馬が連対していないのは中京記念だけ。次に少ない京成杯AHとCBC賞も2連対ずつしている。

 この間、上位人気になる4歳馬もいた。5番人気以内が11頭。前述した[0-0-4-16]の3着4回はすべて5番人気以内で、上位人気馬なら馬券に絡むチャンスはあるということになる。・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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