2023年07月30日(日) 18:00
札幌で行われた近4年(2018〜20年と22年)のエルムSにおいて、馬券に絡んだ延べ11頭のうち、7頭がロベルトの血を引いている点に注目。ハイランドピーク(19年10人気2着、父トーセンブライト)やドリームキラリ(17年8人気3着、父ジャイアンツコーズウェイ)など、ロベルトもちは穴にもなっているので今年も要チェックだろう。また昨年はフルデプスリーダーとウェルドーン、ヘニーヒューズ産駒のワンツーだった。取り上げた5頭ではハセドンとペイシャエスがロベルトをもつ。(解説:望田潤)
タイセイサムソン
ラインガルーダやショーヒデキラの半弟で、母マイユクールはJRA3勝(全てダ1400)。牝祖ハローキティーからはキングズガードやキングズソードが出る。父メイショウサムソンは日本ダービー、皐月賞、天皇賞(春)、天皇賞(秋)に勝った名馬でデンコウアンジュやフロンテアクイーンなどの父。母父は凱旋門賞馬バゴだから重厚な中距離血統で、それだけにマイルの高速決着を完勝の前走は高く評価できる。充実期を迎えており、小回りコーナー4つも問題ないので初重賞Vへ。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース◎
ハセドン
ペプチドナイルの半弟でイバルなども近親。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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