2023年08月06日(日) 18:00
過去5年の連対馬10頭のうち、メールドグラース、トリオンフ、ヒュミドール、ヒンドゥタイムズ、サトノクロニクルの5頭がグレイソヴリンの血を引いている点に注目。取り上げたなかではルーラーシップ産駒のエヒトとワンダフルタウン、ハービンジャー産駒のカレンルシェルブルとスタッドリーがグレイソヴリンの血を引く。また21年はモズナガレボシとヒュミドール、プリンスリーギフトをもつ馬のワンツーでもあった。20年の勝ち馬アールスターもプリンスリーギフトもちで、レトロなナスルーラ血脈が強いレースといえるか。(解説:望田潤)
エヒト
ドリームビリーバーやオーロールの半兄で、母ヒーラはJRA3勝。牝祖グランシングはアランベール賞(仏G3・芝1000m)勝ち馬で、子孫にボールライトニングやデグラーティアなどが出る。ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキ、ドルチェモア、ビッグリボンなど活躍馬が多い。母母父デインヒルも強い体型だが、しなやかな体質はディープ譲り。大箱で斬れ味勝負になりすぎると辛いが、小回り2000は合うし持ち時計もあるので巻き返しがあっても。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
カレンルシェルブル
アカンサスの甥で、母カレンケカリーナはJRA5勝(芝1600〜2000)。近親にアーリントンメイトロンH(米G3・ダ9F)勝ちユーフォニーなど。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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