2023年08月08日(火) 18:02
▲カラ馬の対処は難しい(撮影:桂伸也)
今回はユーザー質問3連発! レース中に落馬が発生してしまった際にミルコ騎手が意識するカラ馬の対処法、この時期の3歳馬や減量騎手の軽い斤量はレースでどんなところに影響があるのか、運動神経抜群の愛娘ステラちゃんがジョッキーになりたいと言い出したらミルコパパはどうする? の3本をお届けします!
(取材・構成=森カオル)
ミルコ ああ、難しい問題ね。気を付けてもどうしようもないこともあるけど、まず意識するのはコーナーかな。あえて外々を回るカラ馬は少なくて、だいたいコーナーをカットしてくる。で、そのときに内にモタれるから、カラ馬の内にいたら危ないね。それと、併せるような位置にいると、耳を絞ってアタックしてくる。馬ってやっぱり寄ってくるから。だから、近くにいすぎるとホントに危ない。
──常にカラ馬の位置を確認するようにしていますか?
ミルコ もちろんそうですね。抑える人がいないから、狭いところにも入ってくるし。でも、こうやってこっちがいろんなことを考えていても、人が乗っていない動物だから、どういう動きをするのか本当にわからない。こことここを気を付けていれば大丈夫というのは言えないね。
──避けたくても避けられないケースもありますよね。
ミルコ あるある! そのときどきで状況が違うから、何をするのが正解っていうのは言えないですね。ホントに難しい。
▲直線でカラ馬と併せ馬になることも(撮影:下野雄規)
ミルコ 1キロ=1馬身とか言われるけど・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
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