2023年09月05日(火) 12:00
過去10年のセントウルSに出走した馬を出走間隔別に見てみると、中13週以上、つまり3カ月以上の間隔で使われた馬が[6-2-5-25]で、馬券に絡んだ馬が13頭だから全体の4割以上を占めていることになる。複勝率としては34.2%で、中12週以下の馬たちは15.8%だから、倍以上も高いことになる。
なぜ休み明け組が強いのか。ひとつ考えられるのは、GI上位常連組といった格上タイプが秋初戦にここを選んでいるということだ。では、中13週以上組を前走クラス別で分けるとどうなるだろうか。以下は中13週以上の馬のみを対象とする。・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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