【オールカマー】上昇4歳馬 精神面でも成長を見せて快勝

2023年09月25日(月) 18:00

まだ上積みが見込める

重賞レース回顧

オールカマーを制したローシャムパーク(撮影:下野雄規)

 先手を取ってマイペースに持ち込んだ1番人気のタイトルホルダー(父ドゥラメンテ)を射程に入れ、途中から積極的に好位を確保した4歳の上がり馬ローシャムパーク(父ハービンジャー)の快勝だった。

 GIIの別定重量戦をこの夏の上昇4歳馬が1着、3着したことにより、皐月賞馬と日本ダービー馬の対決となる菊花賞、牝馬3冠がかかるリバティアイランドの秋華賞と同じように、古馬の秋のビッグレースも一段と盛り上がること必至となった。

 ローシャムパークはこれで3連勝。GI3勝馬タイトルホルダー、GI馬ジェラルディーナ(父モーリス)を倒したのだから評価は一気に上がる。レース前のパドックでは、歴戦の古馬のエース級に少しも見劣ることなく、おっとり見えるほど落ち着いていた。平然と周回していたあたり、精神面でも明らかに成長している。ここまでは体質もあり、休ませながら大事に出走してきたが、今回は函館記念からあまりレース間隔を空けた出走ではなく、体質も強化されている。まだ上積みが見込めるはずだ。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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