【京都大賞典予想】ディープ産駒が強かった京都の大賞典 対照的にハーツ産駒は不振

2023年10月01日(日) 18:00

 21年と22年は阪神での施行だったが、今年は3年ぶりに京都芝外2400で行われる京都大賞典。京都で行われた直近5年、16〜20年の結果を振り返ると、グローリーヴェイズ、サトノダイヤモンド、スマートレイアーとディープインパクト産駒が3勝。ハービンジャー産駒とルーラーシップ産駒も頑張っていて、母父ではホワイトマズルやダンスインザダークの好走が目立った。京都外2400の重賞らしいイメージだが、シュヴァルグランが1番人気を二度裏切ったようにハーツクライ産駒は全体に不振。ステイゴールド系も馬券に絡んでいない。(解説:望田潤)

インプレス

 ミューラーブロート大賞(独G2・芝2000m)勝ちベルコーレの甥で、母ベアトリスIIはシュヴァルツゴルトレネン(独G3・芝1600m)勝ち馬。母父ドクターフォングはセントジェイムズパレスS(英G1・芝8F)に勝ったクリスエス産駒。父キズナはダービー馬で牝駒がよく走るが、牡駒はディープボンド、ハギノアレグリアス、キリンジなどしぶとい中距離馬も多い。全4勝が阪神と新潟の外回りで、脚長でいかにも大箱向きのストライド。京都外2400も合うイメージ。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

ヴェラアズール

 アヴェンチュラ、トールポピー、フサイチホウオー、ナサニエルの甥で、エルカスティージョのイトコ。母母アドマイヤサンデーは阪神牝馬特別2着。牝祖マデリアは仏オークス馬。・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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