【AR共和国杯】日本騎手全体に及ぼす影響 あまりにも存在が大きすぎるマジックマン

2023年11月06日(月) 18:00

最初からわかっていたような終盤のスパート

重賞レース回顧

アルゼンチン共和国杯を制したゼッフィーロ(撮影:下野雄規)

 快勝したのは4歳牡馬ゼッフィーロ(父ディープインパクト)で間違いないが、一気に抜け出したのはJ.モレイラ(40)に見えてしまった。

 前日、10鞍に騎乗して「6勝」したモレイラ騎手は、この日は8レースに乗って「5勝」。最終12Rこそ2番人気だったが、朝から11Rまで騎乗機会7戦連続1番人気だった。人気馬に騎乗が多いのは、勝てそうもない馬をモレイラに騎乗依頼するのは、はばかられるからだろう。土日の2日間で1番人気馬に14鞍騎乗して、その成績【10-2-0-2】。過剰人気馬があっての成績だからすごい。

 レース全体のバランスは、前後半「1分12秒9-(5秒9)-1分11秒1」=2分29秒9のレースレコードタイ。後半に11秒台が連続したように決して速いペースでもなかった。ゼッフィーロ(モレイラ)は・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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