【エリザベス女王杯予想】4年ぶり淀で開催の牝馬頂上決戦 キーワードは“若さ”と“切れ味”

2023年11月11日(土) 18:00

過去10年3〜4歳が好成績

1996年から「3歳以上」となったエリザベス女王杯の年齢別の成績(27回)は、

▽3歳馬…1着8頭  2着9頭 3着5頭
▽4歳馬…1着13頭 2着9頭 3着14頭
▽5歳馬…1着6頭  2着8頭 3着6頭
▽6歳馬…1着0頭  2着2頭 3着1頭

 最近10年に限ると若い3〜4歳馬が「9勝」。馬券に絡んだ30頭中、80パーセントの「24頭」が3〜4歳馬になる。時代とともに世代の出走頭数がかなり変動しているので、「そういう傾向がある」程度の数字に過ぎないが、迷ったら若いグループだ。

 また、長丁場に近い中距離2200mのペースもポイント。阪神内回りだった最近3年は別に、それ以前の京都外回りでは7年連続、前半1000m通過「60秒〜62秒台」だった。

 阪神の3年を含め、過去10年の上がり最速馬の成績は【6-1-3-4】。いかにも牝馬戦らしい後半3ハロンの鋭さ勝負であり、京都の今年はそうなる可能性が高い。

 切れ味を重視するとき3歳ブレイディヴェーグ(父ロードカナロア。母の父ディープインパクト)は最有力。通算4戦すべて上がり3ハロン最速。32秒台も2回ある。

 前走ローズSの・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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