アプリ限定 2023年12月05日(火) 18:02
▲阪神JFに出走予定のナナオとプシプシーナを管理する小栗実調教師(撮影:大恵陽子)
“菜々緒ポーズ”なる美脚が際立つポージングがありますが、その芸能人と同じ名前を持つ馬が今週末、阪神ジュベナイルフィリーズに出走します。その名も、ナナオ。管理する小栗実調教師は「菜々緒さんとは似つかないパワータイプな馬体」とのことですが、重賞2着の実績もあり、注目を集めます。
さらに、もう1頭送り出すプシプシーナは「レース後にムキっと筋肉が盛り上がる」と、2歳牝馬らしからぬタフさを持った無敗馬。今年3月に開業したばかりながら、阪神JFに管理馬を2頭出走させる小栗調教師に、2頭の特徴を伺いました。
(取材・構成:大恵陽子)
──ナナオの最初の頃の印象から教えてください。
▲今週の阪神JFに出走予定のナナオ(撮影:山中博喜)
小栗 初仔なのでちょっと小柄ではありましたけど、バランスが良くて脚付きも綺麗な馬でした。健康そうで、放牧地で見た時もすごく大人しかったです。デビュー前から動きが良くて心肺機能も良かったので新馬戦から期待していました。クビ差で2着でしたけど、すごくセンスがいいな、と感じました。
──そこから中1週の2戦目で初勝利を挙げました。函館滞在ではありますが、順調に使えたということは体質の強さなどもあったのではないかな、と察します。
小栗 小柄な牝馬なので滞在向きかなと思い、北海道に連れていきました。新馬戦後も全然ダメージがなくて、これなら中1週でも行けると思いました。カイ食いが本当に良くて、北海道に行ってからも徐々に増えて2戦目はプラス2kg。レースを使いながらでも増えているのはいいことですし、体調や内面がいいなと思いました。
──その後の函館2歳Sでは惜しくも2着。タフな馬場でしたが、頑張りましたね。
小栗 結構雨が降って、小柄な牝馬のナナオには正直、少し分が悪いなと思いました。ただ、他の馬も伸びあぐねる中で、じわじわと来てくれていたので、こういう馬場も一応こなすと分かりました。
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