【有馬記念予想】近年いまひとつなジャパンC組

2023年12月19日(火) 12:00

ジャパンC組を買う場合に注目すべきなのは…

 秋の古馬GIといえば天皇賞(秋)→ジャパンC→有馬記念だが、近年ジャパンC→有馬記念の繋がりが弱くなっている。

 過去10年、有馬記念における前走ジャパンC組の成績は[2-2-4-44]。勝率3.8%・複勝率15.4%、全馬平均(6.3%・18.8%)より低い。

 比較対象として30年前〜21年前(1993〜2002年)を見てみると、前走ジャパンC組は[3-4-5-32]で勝率6.8%・複勝率27.3%で、勝率は全馬平均(7.0%)よりやや率いが、複勝率は全馬平均が21.1%なのでジャパンC組のほうが高かった。

 ジャパンC組どうしを比べても勝率が6.8%→3.8%、複勝率が27.3%→15.4%だから、ジャパンC組というグループ自体が弱くなっている。・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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