2024年01月05日(金) 12:00
本当はというか…通常ならば、新たな年を迎えての第一声は、「明けましておめでとうございます」と書きたいものですが、年明け早々に能登半島を中心とする地震が起こり、多数の死者や行方不明者、住む家の崩壊や避難を余儀なくされる方々がいらっしゃると思うと、口にできない状況。
また羽田空港では、海上保安庁の航空機とJALが衝突し炎上と死者を出す事態も。
ようやくコロナ禍が収束し、新しい年の幕開けというのに、何だか気持ちが重くなってしまいます。とにかく今は余震がおさまることや事態の終息と復旧、そしてこれ以上の被害がないことを願うばかりです。
話を競馬にします。
2023年、最後のJRA競馬日は中山で過ごしたのですが、最終レース後に行われた田中勝春騎手の引退式は、笑顔あり涙ありの素晴らしいものでした。
中でも同じ日に引退となった柴山雄一騎手を壇上に招き、お互いに騎手人生を労うあたりの光景が実に美しく、人に愛される勝春さんの人となりがうかがえ、温かさも感じる良い引退式でした。今年も3月には新たな騎手がデビューを迎えますが、その分、現役時代に一緒に騎乗をしていた方々が引退をむかえます。
考えてみれば私も今年で49歳。同級生たちは50歳。競馬のスタイルも変化をしていますし、どの分野においても世代交代は大事。よって今年は、自分自身の気持ちに素直になり、やってみたいと思えることにフォーカスをして過ごしていこうと考えています。
さて2024年、最初の予想となるのは、明け3歳牝馬の戦いフェアリーS。
現時点で気になるのはアルテミスS組。
中でもエリカリーシャンにおいては、前走、スタートの遅れが最後まで響いての内容と結果。あの一戦で人気を落とすようならば、馬券的な妙味を考えても魅了されます。
ラヴスコールにおいては、当日の体重が気になりますが、追い切りの動きに魅了されましたし、小さいながらも芯の入ったイメージで中山コースもこなしそうな印象に加え、デビューからの三戦、鞍上が変わらない点にも魅了されます。あとはスティールブルー、こちらも追い切りの動きに加え、レースセンスの良さがうかがえます。
そして穴馬的存在としてきになるのがメイショウヨゾラ。デビュー戦は内枠と直線で進路を探す場面も。
今回、同型との兼ね合い次第ではありそうですが、スピード力に加え重心の低いタイプで中山コース向きにも思えます。
それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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