2024年01月10日(水) 18:01
▲三世代ギャップトーク最終回(撮影:福井麻衣子)
競馬学校2期生の熊沢元騎手、20期生の佑介騎手、38期生の大河騎手とそれぞれ18期ずつ離れた3人が世代間ギャップトークを繰り広げます!
最終回となる今週のテーマは「別の世代の“うらやましいところ”と“大変そうなところ”」について。野次以外で競馬ファンとの接点がなかった昔と比べて、今は良くも悪くも街中やSNS上で関わっていくことが必須になっているそう。
対談の最後には、大先輩の熊沢元騎手からおふたりへ伝えたいメッセージをお伺いすると、「ぶっちゃけ言っちゃっていい?」と切り出し…!?
前回はこちら▼
(取材・構成=不破由妃子)
佑介 昔は、熊沢さんくらい名前が売れていても、街中で競馬ファンの方々から声を掛けられることってほとんどなかったですよね?
熊沢 なかったね。
佑介 だから、街中で多少酔っ払っていてもバレなかった(笑)。でも今は、たとえば大河が普通に飲んでいるだけでも「あ、角田大河だ」って言われる時代になってしまった。そのあたりの変化はすごく感じますね。
──その点では昔の世代がうらやましい。
佑介 そうですね。ありがたいなと思う半面、やっぱりどこで誰に見られているかわからない生活というのは…。僕がデビューした頃はそうでもなかったですけど、最近は街中で声を掛けられることが本当に増えましたよ。名前と顔がちゃんとリンクしちゃってる。
熊沢 「藤岡さんですか?」って言われるの?
佑介 めっちゃ普通に言われます。大河も声を掛けられたりするでしょ?
大河 たまにありますね。
佑介 買い物をしているときとか、ご飯を食べているときとか、突然後ろから声を掛けられたりすると、めっちゃビックリする(苦笑)。今はSNSがあるのが本当に大変だなと思うよ。聞かなくていいこと、見なくていいことまで全部入ってきてしまうから。僕らがデビューした頃は、直接野次を言われない限り、競馬ファンの方々が自分のことをどう思っているかなんてわからなかったからね。
熊沢 いい情報も入ってくるんだろうけど・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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