2024年01月23日(火) 12:00
特定の重賞についてあまり同じネタを書いてはいけないと思うのだが、あまりに重要なポイントすぎて、似たような話を複数回書くことがある。「根岸Sは差し追い込み有利」もそのひとつだ。
競馬では一般的な結果として逃げたり先行したりする馬が有利になることが多く、どこかで穴を出して高回収率になるケースが目立つ。「まぐれ残り」はしばしばあるが、「まぐれ差し」はなかなかないのだ。
しかし根岸Sでは、逃げ切りはまずない。過去10年は[0-0-0-10]、根岸Sが今の時期になった2001年以降でも[1-1-0-21]で、08年にタイセイアトムが2着したのが最後だ。
先行組についてもいまひとつで、過去10年、・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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