【根岸S予想】今年破られる可能性のある二つのジンクス

2024年01月27日(土) 18:00

23年間牝馬の勝ちは無しだが…

 根岸Sが秋の開催から春季に移ったのは、21世紀になった2001年から。それ以降23年間、「牝馬」は勝ったことがない。もうひとつ、ダートの短距離戦なので「ミスタープロスペクター系、ヘイルトゥリーズン(サンデーサイレンス)系、ノーザンダンサー系…」などと大きく分類される主要父系種牡馬の産駒はみんな大活躍しているのに、なぜか、ダート巧者の多い「ボールドルーラー(父ナスルーラ)1954年生まれ」系とされる種牡馬群からは勝ち馬が出現していない。ジンクスが2つある。

 ところが今年、近年では珍しく可能性のある牝馬が2頭も挑戦する。かつ、アルファマムの父マジェスティックウォリアーも、パライバトルマリンの父マリブムーンも、種牡馬エーピーインディ(1989年)直仔。彼らの祖父は1977年の無敗の米3冠馬シアトルスルー。伝説のボールドルーラー系継続の幹になる種牡馬だ。

 牝馬は勝てないでいる。ボールドルーラー(シアトルスルー)系は勝っていない。2つのジンクスが同時に破られるか、それは難しいが、可能性は十分にある。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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