【チューリップ賞予想】スロー後傾戦になりがちな最重要ステップ 昨年はサドラーもちが1から3着

2024年02月25日(日) 18:00

ワンターンの大箱マイル戦で、桜花賞にもオークスにも直結する最重要ステップ。過去5年の前後半の平均ラップは47.3-46.4でスローの後傾戦になりがち。昨年はモズメイメイ、コナコースト、ペリファーニアと、サドラーズウェルズの血を引く馬が1〜3着を占めた。サークルオブライフ、エリザベスタワー、ストゥーティ、レシステンシア、シゲルピンクダイヤと、サドラーの血を引く馬は毎年上位を賑わせている。取り上げた5頭でサドラーズウェルズをもつ馬はいないが、ミラビリスマジックの母母父フェアリーキングはサドラーズウェルズの全弟。(解説:望田潤)

ガルサブランカ

 イクイノックス(父キタサンブラック)の3/4妹で、ヴァイスメテオールやミスビアンカの半妹で、スタッドリーのイトコ。母シャトーブランシュはマーメイドSに勝った。キズナ×キングヘイローはディープボンドやアサカラキングと同じで勝ち馬率も高い。サーゲイロード的な柔さと牝系の重厚さを受け継ぎ、ベゴニア賞もしなやかなフォームで勝ち馬に迫ったが、桜花賞よりはオークス向きの中距離馬というべきだ。ここはスローのほうが追走しやすいか。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

スウィープフィート

 スイーズドリームスやスイープセレリタスの姪で、母母スイープトウショウは宝塚記念などGIを3勝の名牝。アドマイヤハダルやピンクカメハメハなども近親で、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

関連情報

新着コラム

コラムを探す