【中山記念予想】伏兵とスペシャリスト 人馬一体で制覇を狙う

2024年02月24日(土) 18:00

リピーターの多いレースだが…

 もう70年近くも中山の1800mで行われてきた伝統の中山記念は、スペシャリストのレースとして知られる。リピーターが多く、昨年の3着以内馬は今年もみんな出走する。

 当然、リピーターに該当する馬は、距離1800mも、コース適性も高いので軽視できないが、今年は東西の金杯の勝ち馬がともに重賞初制覇で始まった。なぜかその流れは続き、先週のフェブラリーSも、小倉大賞典の勝ち馬も初重賞制覇だった。リピーターにとらわれすぎては良くない年かもしれない。

 オープンに昇格して6戦、まだリステッドレース1勝だけ。実績は大きく見劣るが、伏兵の5歳馬マテンロウスカイ(父モーリス)に注目したい。

 距離1800mは【2-2-2-1】。速い脚が長続きするタイプではないので、全4勝が必ずしも長い直線ではなく、自在性が生きる右回りに集中する。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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