【弥生賞予想】少頭数も世代屈指の顔ぶれ クラシックへ注目の一戦

2024年03月02日(土) 18:00

血統からは更なる良化への期待も

 例年通り多頭数ではないが、高速馬場が多かったため1分59秒台の最高タイムを持つ馬が3頭もいる。超高額で取引された馬もいる。弥生賞らしい好カードになった。

 中でも、これから成長速度を上げるはずのシンエンペラー(父シユーニ)に期待したい。前走、牝馬のレガレイラに負けたのはショックだが、前々走の1分59秒8に続き、前走も2分00秒3。この時計は、ホープフルSがGIになった2017年以降のレースレコードに相当する。

 レース全体のペースは「60秒0-60秒2」。飛ばす馬がいれば流れはもっと速くなり、全体の時計も速くなったはずだが、キャリアの浅い2歳馬がバランスのとれた2000mの流れで結果を出すのは意外に大変なこと。

 これまで2017年以降のホープフルSが前後半ともに「60秒台」の息の入れにくい流れになったのは、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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