2024年04月17日(水) 18:01
▲互いへの信頼度が窺える第3回の対談(撮影:桂伸也)
今年様々なレースでタッグを組んでいる佑介騎手と四位洋文調教師。馬のために試行錯誤しながら、多くのコミュニケーションをとっていることが感じられます。
「ストレスがない」「すごくありがたい」と信頼しあう二人。四位師は佑介騎手のフェブラリーS制覇も意外ではなかったそうです。今回は互いの凄さやこれからの期待について「阿吽の呼吸」で語ってくださいました──。
前回はこちら▼
(取材・構成=不破由妃子)
──開業以来、ずっと佑介さんを重用されていますが、今年に入ってからさらにコンビを組むことが増えましたね。
四位 そうだね。(福永)祐一くんが引退したというのもあるし、今年からはたくさん乗ってもらって、たくさん勝ってもらいたいと思ってます。2歳も佑介に乗ってもらいたい馬が何頭かいるよ。
佑介 ありがとうございます!
四位 今年も楽しみな馬がいっぱいいるから。ただ、脚が速いかどうかはわからないけどね(笑)。
──佑介さんは、デビュー前から四位さんのお手伝いをしたりして、いろいろなことを教えてもらってきた。四位イズムの継承者ですものね。
佑介 馬のどういうところを見るとか、そういう基本的なことを最初に教えてくれたのが四位さん。そこで教えてもらったことが自分のなかに根付いて、今の自分になっているので、四位イズムがベースにあるのは間違いないです。
▲佑介騎手に根付いている四位イズム(撮影:桂伸也)
四位 佑介とは、もう阿吽の呼吸でいけるからな。
佑介 続けて調教に乗っていると、馬がグッと良くなるタイミングがあって、そういうときも僕が「良くなりましたね」って言う前に、四位さんのほうから「良くなっただろ?」って。
四位 競走馬の調教は、本当に小さなことの積み重ねが大事。その点、競馬にしても調教にしても、佑介はよく考えて乗ってくれるから、調教師としてはすごくありがたい。競馬もポイントじゃなくてラインで乗ってくれるしね。そういう意味で、佑介と一緒に仕事をすることは、何より馬のためになると思ってる。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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