【阪神大賞典予想】“第二のトウカイトリック”へ 不屈の挑戦者の巻き返しなるか

2024年03月16日(土) 18:00

リピーターが多いレース

 距離3000mの阪神大賞典は15頭立て。2003年以来のことで(史上3位タイ)、ステイヤーの減った近年ではきわめて珍しい多頭数になった。

 阪神大賞典といえば1990年以降、メジロマックイーン、ナリタブライアン、ナリタトップロード、ディープボンドが2連勝し、ゴールドシップが2013年から3連勝したレース。また、異才トウカイトリックは4歳の2006年から順に「2、3、4、5、1、12、6、5」着。11歳時の2013年まで8年連続して出走した。

 今年の出走馬には、すでに4歳、5歳時に2連勝している7歳ディープボンド(父キズナ)が出走する。長距離挑戦のキャリアは光り、ここまで26戦して、うち17戦が芝の長距離2400-3200mに集中する。2連勝の勝ちタイムも、0秒5差の5着だった昨年の時計も平凡だが、3000m以上の長距離ではしぶとく、崩れない。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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