2024年12月06日(金) 12:00
先週のチャンピオンズCは、レモンポップが連覇となり、また引退式を控えた中ということで素晴らしいラストランとなりましたね。
レースにおけるポイントはミトノオーの動き次第でしたが、思いのほかスッと二番手で抑える形に。ここは大きかったと思いますし、当日のデキも好調に映りました。
また個人的に1番驚いたというか魅了されたのはドゥラエレーデのR.ムーア騎手。この馬はこれまでのレースにおいて、ハナもしくは好位2番手でのみ好走してきた馬。今回、先行馬が多く枠の並びからも内に閉じ込められる可能性が高く軽視をしたのですが、まさかラストに内から伸びて3着を確保するとは驚きでした。
放送内でも、「これまでの自分の形でない中での、この追い込みの3着は価値がある。R.ムーア騎手、やっぱり凄いです」と発言しましたが、本当に驚きでした。さすが名手だと思える内容でしたし、この1戦によって今後、変わる気もするだけに楽しみが広がるものでした。
結果的に昨年の1・2・3着となりましたが、ドゥラエレーデは内容の違う中での3着。もちろん昨年のB.ムルザバエフ騎手もスタート後に内から外へと運んだ手綱捌きも見事でしたが、本当に驚きでした。
さて今週は2歳乙女の戦い阪神ジュベナイルフィリーズです。
先週Xに書きましたが、2歳戦は当日のデキや仕上がりよりもポテンシャルが上回るケースの方が多いですし、何よりもまだまだ何が個々の馬にとっていいのか? 分からないところも…。
よって予想も馬券も正直「見」が良いような気もします(笑)
そうは言いつつも予想ですが、今年は昨年のような抜けた存在がいない気もしています。そんな中、期待をもてるのが抽選を突破したショウナンザナドゥ。
前走は3着に負けはしたものの、勝ち馬とはコース取りの差もありましたし、休み明けとなる初輸送競馬。それでも3番目に速い上がりを使えていましたし、鞍上がデビュー戦からコンビを組む池添謙一騎手。戦歴の浅い2歳馬において、この点は重要となりますし、コメントからも池添謙一騎手のこの馬に対する思いの強さが伝わります。また地元競馬も好材料で、今回においては逆転可能な気もします。
あとはコートアリシアン。この馬の脚捌きは非常に好きですし、追い切りにおいても素晴らしい動きに映りました。ただテンションが高めなタイプなので当日のケハイは重要な気がします。
それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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