【天皇賞(春)予想】○○馬の期待値が高いレースで今年も…

アプリ限定 2024年04月24日(水) 12:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才「のれん」氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

先週の日曜日は、重賞のマイラーズC(GII)含む計5レースで的中し「25万1100円」のプラス収支と絶好調。そんなのれん氏が今週注目したのは、京都競馬場で行われる天皇賞(春)(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考としてお役立てください!

枠順などの他の要素を加味するべき

 今開催でリニューアルオープンからちょうど1年を経過した京都競馬場。昨年のオープン直後の春開催では芝外回りにおいて内枠不利、外枠有利の傾向がみられていたが、秋以降は一転しておおむね内枠が有利と言える傾向で開催が進んでいた。

のれんの腕押し

 これは個人の主観になるが、昨年春開催はオープン直後で馬場状態が良かった分、近年の東京競馬場でよく見られる多少距離ロスをしても外をスムーズに競馬して道中のストライドロスを少なくし、直線まで脚を溜めて伸ばすような競馬が走りやすかった印象だった。

 しかし例年と違った開催スケジュールで夏の間に芝の張り替えを行なわずにそこまで馬場状態が良くなかった影響か、リニューアル以前の京都とあまり変わらず枠の利を活かして直線馬群を割って抜け出すような競馬が目立った。

 今開催は前回からちょうど中2か月空いての開催でそこまで間隔は空いていないが、外回り3コーナーから4コーナーにかけて芝の張り替えが行われた。このあと6月末までのロングランとなる為そのままの芝では耐えられないという判断なんだろうが、夏の間以外に芝の張り替えを行うのは異例。

 それを考えると昨年のように溜めて末脚が活きる馬場状態となるとは考えにくく、昨年のように競り合ってハイペースになりそうなメンバーでもないので、できるだけ内枠を活かしてロスなく立ち回る馬が有利になりそう。

 とはいえ長い距離を走る分そこまで紛れが起きやすいレースではなく、1986年以降で単勝3番人気以内の複勝回収率が96%で全GI中3位、5番人気以内だと91%で全GI中1位と基本人気馬の期待値が高い。

 その中で怪しい馬を見極める際に使えるのが馬体重で、長距離戦らしくどちらかというとスラっとした筋肉量の少ない馬≒馬体重の軽い馬が良い成績を収めていることが読み取れる。2度の坂越えのある京都3200mで行われることもあり、ストライドの狭い小型馬の方が大型馬に比べて相対的にギアの上げ下げが上手な馬が多いことも一因にありそうだ。

のれんの腕押し

 今年のメンバーを見るとテーオーロイヤルが前走458kg、ドゥレッツァが前走472kg、サリエラが前走432kg、ブローザホーンが前走426kgと人気馬は小型馬ばかりで、総崩れとなる可能性は低いだろう。その中でも枠順などの他の要素を加味してその中で順位付けをしていきたいところだ。

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のれん

人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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