2024年03月12日(火) 18:01
▲「ジョッキーでガッツリ食べる人はおらん。と言いつつも、昨日はフレンチのフルコースを…(笑)」(撮影:桂伸也)
今週の『太論』では、ユーザーからの質問を2つほどピックアップ。「一生懸命に走り過ぎないようにする馬具は?」「ジョッキーのようなしなやかな細マッチョになるには?」というどちらも興味深いものですが、後者の質問に対し「まずは食事制限」と答えつつ、昨日はフレンチのフルコースを食べたそうで…。関西のジョッキーが一堂に会した慰労会でのエピソードを語ってくれました。
(取材・文=不破由妃子)
──先週お話されていたフチサンメルチャンの障害チャレンジはどうなりましたか?
小牧 ああ、ダメやったわ。加矢太に乗ってもらったら、大木は飛ぶんやけど、グリーンウォールや竹柵には怖がっちゃって近づかない。僕も試しに障害コースに入れてみたんやけど、グリーンウォールの前に行ったら、突然ビタッと止まった(苦笑)。急に止まったもんやから、危うく落ちそうになったわ。何がなんでも飛びたくないらしいよ。平地だと引っ掛かっていくのにねぇ。
──そうでしたか。では、引き続き平地で頑張ってもらいましょう。
小牧 そうやね。1000mや1200mではまだまだ頑張れるから。
──メルチャンについて、ひとつ質問がきています。「フチサンメルチャンで何度か馬券を獲らせてもらいました。常に一生懸命走る真面目な子とのことですが、一生懸命になり過ぎないようにする馬具などはないのでしょうか?」。
小牧 ハミを替えたりとか、いろいろ工夫はしてるよ。距離に限界はあるけど、そういう工夫のおかげでレースではだいぶ息が入るようになったから、最後までしっかり走るようになったんやけどね。レースより調教のほうが大変や。行きたがっちゃって、普通のコースでは乗れんからね。
──そういえば、ガンバルフトシですが、3月6日を最後に時計を出していないような。なにかアクシデントがあったのかと気になっていたのですが。
小牧 あのね、先週の芝1400mを使う予定やったんですわ。で、6日に追い切ったら、雨馬場なのに終い12秒4が出て、いい動きしてるなぁと思ってたんです。でも次の日、蹄がおかしくなった。
──挫石ですか?
小牧 うん。なにかを踏んだか、どこかに当てたかしたんやろうね。熱を持っているらしいから、ちょっと放牧に出すかもしれん。残念やけど、こればっかりはしょうがないね。まぁ長くは掛からんと思うけど・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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