“10億円横領”女「走らない馬いらない」

2020年01月14日(火) 07:04 7 13

 労働組合の口座から10億円もの大金が横領されたとみられる事件で、逮捕された女が競走馬も所有していたことが分かりました。女は成績の悪い馬に対して信じられない言葉を浴びせていたということです。

 先週、業務上横領の疑いで逮捕された田村純子容疑者(60)。馬術競技の馬6頭などを購入していましたが、新たに地方競馬の競走馬を複数、所有していたことが分かりました。

 実際に田村容疑者に競走馬を売ったという生産者は…。
 田村容疑者の所有する競走馬の生産者:「私が買って頂いた馬は1頭400万から500万円。ブラックカードというのか、財布を開けたら2枚から3枚入っていた」

 地方競馬の馬主になるには協会の審査を受けますが、資産に余裕がないと馬主登録は難しいといいます。審査を通るとレースで走らせる馬を年に数回開かれる競りや生産者を通じて直接、購入することになります。所有する馬がレースで好成績を収め続ければ馬の購入費や維持費を超える利益を生みますが、現実は厳しいといいます。

 また、田村容疑者を知る調教師は成績が悪い馬は容赦なく引退に追い込んでいたといいます。
 田村容疑者の 競走馬の調教師:「『走らない馬はいらない』『もうダメね』と言われた。腹が立つ。そんな金で馬を走らせて」

 複数の競走馬を所有していた田村容疑者。知人によりますと、維持費や大会参加費に月800万円をかけていたこともあったといいます。警視庁は金の使い道の全容解明に向け捜査を進めています。

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