師走の短距離重賞を制するのは/阪神Cの見どころ

2015年12月21日(月) 12:00

重賞3勝目の期待がかかるウリウリ(写真は2014年京都牝馬S優勝時)

 キンシャサノキセキサンカルロリアルインパクトと連覇が続いた阪神C。10回目の節目となる今年の覇者はどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■12/26(土) 阪神C(3歳上・GII・阪神芝1400m)

 ウリウリ(牝5、栗東・藤原英昭厩舎)は今回紅一点のエントリーとなるが、実力・実績ともに上位の存在。近3走はスプリント戦だったが、この条件でも昨年の本レースで4着、阪神牝馬Sで2・3着と崩れてはいない。ここは重賞3勝目の期待がかかる。

 ビッグアーサー(牡4、栗東・藤岡健一厩舎)は前走の京阪杯で2着。アタマ差での負けだけに、直線内の狭いところで少し追い出しが遅れたのは痛かったが、間違いなく重賞級の力があることは見せた。今回は初の距離延長がカギとなるが、ここで重賞初制覇を決めて来年に臨むことができるか。

 ダイワマッジョーレ(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)は昨年の本レースで3着に入り、今年は同条件の阪急杯を制覇。それ以降は敗退が続いているが、本レースは臨戦過程に関わらずコース相性の良い馬が結果を出すことが多いだけに、侮れない存在。

 その他、今年はなかなか結果を出せないでいるが地力上位のダノンシャーク(牡7、栗東・大久保龍志厩舎)、夏のCBC賞で2着のダンスディレクター(牡5、栗東・笹田和秀厩舎)、セントウルSを逃げ切った3歳馬アクティブミノル(牡3、栗東・北出成人厩舎)、阪神巧者テイエムタイホー(牡6、栗東・鈴木孝志厩舎)、前走久々の勝利を挙げたロサギガンティア(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)・サンライズメジャー(牡6、栗東・浜田多実雄厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。

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