サトノクラウンなど、京都記念厩舎情報/美浦トレセンニュース

2016年02月10日(水) 17:12

橋本調教助手が「昨年秋の状態とは雲泥の差」と語るサトノクラウン(撮影:佐々木祥恵)

 京都記念(GII・芝2200m)に出走を予定している各馬の追い切り後のコメント。

サトノクラウン(牡4・美浦・堀宣行)について、橋本調教助手。
「帰厩当初はピリッとしていませんでしたが、先週の動きも悪くはなかったですし、だいぶピリッとしたところが出てきました。昨年の弥生賞(GII・1着)のあたりも、やりながら良くなってきましたからね。今日の追い切りはチグハグな形になりましたが、終いの脚もしっかりしていて調教は及第点でした。昨年春の良かった頃までにはなっていませんが、昨年秋の状態とは雲泥の差ですし、無様な競馬はしないと思います。現在490キロほどですが、輸送もありますし、競馬では480キロくらいになるでしょう」

ショウナンバッハ(牡5・美浦・上原博之)について、上原調教師。
「前走(AJCC・GII・3着)は中山で直線が短いですし、この馬の脚質には合わなかったですね。また直線でゴチャつきましたから、広々とした京都に替わるのも良いと思います。前走後も変わらず雰囲気は良いですね。今日は終い重点で予定通りの追い切りができました。安定して良い脚が使えるようになりましたし、あとはうまくはまってくれればと思います」

ミュゼゴースト(牡4・美浦・大江原哲)について、大江原調教師。
「前走(セントライト記念・GII・13着)も2200mでしたが、距離が敗因ではなく目に見えない疲れがあったと思います。背中の筋肉のハリから全身に疲労が出たので、放牧に出しました。今日はあまりやりたくないと思っていましたので、反応を見る程度の追い切りでしたが、動きは良かったです。背が高くなって大きくなりました。輸送で少し減るかもしれませんが、現在は体重が510キロちょっとあります。8分以上のデキにありますし、ここが叩き台という気持ちではありません。2000mまでは難なくクリアしていますし、距離も大丈夫でしょう。古馬とは初対戦になりますが、楽しみですね」

マイネルディーン(牡7・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「前走(AJCC・7着)はこの馬なりには最後伸びてきていますが、どうしても位置取りが悪くなってしまいますからね。今日はウッドチップコースで併せ馬で追い切りましたが、雰囲気も良いですし、予定通りの稽古ができました。調子は良いですし、流れ1つでもう少しやれるのではないでしょうか」

コスモロビン(牡8・美浦・清水英克)について、清水調教師。
「前走(日経新春杯・GII・10着)はブリンカーを着けていたのも良かったですし、国分(優)騎手が慎重に乗ってくれて、終いも諦めずに良い脚を使ってくれました。前走後も順調に稽古をやれていますし、思った通り上向いています」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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