【ダービー】角居師リオンで打倒師匠「腕比べができるのは幸せなこと」

デイリースポーツ

2016年05月25日(水) 06:59

 ダービー2勝目を狙う角居師とリオンディーズ(撮影・石湯恒介)

日本ダービー・G1」(29日、東京)

 師匠、そして同門には負けられない。2歳王者から挑戦者へと立場が変わったリオンディーズ、そして、ダービーと同じ舞台設定の青葉賞を制して挑むヴァンキッシュラン。角居厩舎が有力馬2頭を送り込む。角居師とともに助手時代、スマートオーディンを送り込む松田厩舎に所属していたのが、皐月賞2着馬マカヒキで初Vに挑む友道師。ともに“打倒・師匠”に燃えている。

 名門厩舎がダービーV2を狙う。角居師のダービー初制覇は07年のウオッカ。24日、初参戦で手にした栄冠に「牝馬なので実感がなかった」と笑う。それ以降、5頭を送り込んだが、2度目の美酒は味わっていない。「頂点ですから。そういう意味では何回も勝てない。3歳だけに、能力と出来がかみ合わないパターンもある。ダービーの難しさを感じる部分」と。JRAG1・23勝を誇る名トレーナーですら、出走させるのも難しい。それがダービーだ。

 今年は2頭を送り込む。朝日杯FS覇者リオンディーズ皐月賞は自らハイペースをつくり、最後まで粘れなかった。鍵を握るのは折り合いだけ。「馬が言うことを聞いてくれるか。距離は父さんも母さんも走っているから大丈夫」。ダービー馬とオークス馬の結晶に、復権を描く。

 もう1頭は、同じ舞台の青葉賞を勝って挑むヴァンキッシュランだ。「あれほど切れる脚を使うとは思わなかった。一戦ごとに成長するタイプ。ただ、競馬でこれだけ変わってくる馬も珍しい」とキャリア豊富なディープ産駒に期待を寄せた。

 スマートオーディンでダービー3勝目を狙う松田厩舎に、かつて角居師はマカヒキの友道師とともに助手として所属。「早く師匠に追いついて、追い越したいと思っていたから。仕上げの根底は似ていると思う。みなさん、ここ一番の仕上げの厳しさを認知しているから、前走以上に仕上げてくる。どれだけ技術が上がったか。腕比べができるのは幸せなこと」-。今年のダービーは同門対決にも注目だ。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す