カリフォルニアクロームが復帰戦へ好時計 来年も現役続行の可能性

2016年05月30日(月) 12:20

ドバイワールドC優勝時のカリフォルニアクローム、陣営が現役続行の可能性に言及(撮影:高橋正和)

 GIドバイワールドC(d2000m)の勝ち馬カリフォルニアクローム(牡5)が、28日(土)に、拠点としているカリフォルニア州のロスアラミトス競馬場で追い切られ、4F=48秒8、5F=1分1秒8の好時計をマークした。

 ドバイワールドCから帰国後、引退後に種牡馬として繋養されることが決まっているケンタッキー州のテイラーメイド・ファームに放牧に出されていたカリフォルニアクロームは、5月1日に帰厩。28日が3度目の追い切りだった。

 同馬は、7月23日にデルマー競馬場で行われるGIIサンディエゴH(d8.5F)で戦線に復帰する予定で、8月20日に同じくデルマーで行われるミリオンレースのGIパシフィッククラシック(d10F)を当面の目標としている。

 今年一杯で現役を退き来年から種牡馬入りというのが基本方針のカリフォルニアクロームだが、管理するアート・シャーマン調教師は28日、来年も現役に留まる可能性に言及。

 陣営は、来年1月28日にガルフストリームパークで行われる、総賞金1200万ドル(日本円にしておよそ13億2千万円)という世界最高賞金レース「ペガサスワールドC(d9F)」の出走枠を、100万ドルを支払って既に入手しており、明けて6歳となって迎えるこのレースへの出走に意欲を見せている。

(文:合田直弘)

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