マーフィーなど、新馬戦厩舎情報/美浦トレセンニュース

2016年08月25日(木) 17:30

父はカンパニー、祖母は重賞2着2回のジョージビューティという血統のマーフィー(撮影:佐々木祥恵)

 8月27日(土)の新潟5R(芝1600m)でデビューするマーフィー(牡2・美浦・伊藤大士 父カンパニー 母シャルマンレーヌ父ダンスインザダーク)は、重賞勝ちこそないが、フラワーC(GIII)、オークストライアルのサンスポ4歳牝馬特別(GII)で2着となり、オークス(GI・14着)にも駒を進めたジョージビューティが祖母にあたる。また一族には有馬記念天皇賞・秋に優勝したホウヨウボーイがいる。

伊藤調教師のコメント。
「ゲート試験に合格後、1度ノーザンファーム天栄に放牧に出しています。戻ってきてからは、坂路2本で時計を出して、先週、今週(8/24)とウッドチップコースで追っています。先週もそうでしたが、今週も直線で戸惑うような面を見せていました。ただムチを1発入れると伸びてくれました。まあそれくらい遊びがあった方がいいかなと思いますし、動き自体は良かったですよ。新潟の芝1600mも合いそうですし、血統的にも楽しみですね」

 同じレースでデビューするのが、マイネルクロニクル(牡2・美浦・畠山吉宏 父ステイゴールド 母マイネプリンセス父アグネスデジタル)。母のマイネプリンセスも畠山厩舎におり、オープン特別を含め5勝を挙げる活躍をした。

畠山調教師のコメント。
マイネプリンセスの子で、父がステイゴールドということもあり、会員さんの期待も高い馬ですね。男馬ですが牧場時代は、速いところをやるとお腹が巻き上がるような面もあって、少しデビューが遅れました。こちらに来てからは飼い葉も食べていますし、体が急に細くなったりはしていませんが、先週までは稽古の動きに少し物足りなさを感じていました。ただ今週はジョッキーに乗ってもらってビッシリやっていますので、これで変わってくれればと思います。気性的にはかかる面もなくコントロールもつく感じです。母は成長力のある馬でしたから、この馬もこれからが楽しみです」

 8月28日(日)の新潟5R(芝1200m)でデビューするダノンハイパワー(牡2・美浦・菊沢隆徳ダノンシャンティ 母ダノンボンジュール父Shamardal)について、菊沢調教師のコメント。

「美浦に入厩後はゲート試験を含めて、順調にできています。追い切りを重ねるごとに、動きも良くなっています。体型的にも短い距離が向いていると思います」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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