【AJCC】リアファル強烈デモ!完全復活へ出た自己ベスト50秒5

デイリースポーツ

2017年01月20日(金) 06:04

 栗東坂路で自己ベストを計時したリアファル(右)

 「AJCC・G2」(22日、中山)

 完全復活に向け、リアファルが強烈デモだ。栗東坂路で併せ馬を行い、力強い脚さばきで4F50秒5の自己ベストを計時。休養明けを叩いて出来は上昇しており、15年神戸新聞杯以来の重賞Vを狙う。ショウナンバッハは美浦坂路で単走。4F52秒5と軽快な動きを見せ、好気配を伝えた。

 迫力満点だった。リアファルの最終リハは19日、栗東坂路でアルティマブラッド(5歳1600万下)と併せ馬。序盤から勢いが良く、馬体を並べて競い合うようにスピードを上げる。最後まで脚色は全く鈍らない。肩ムチが入る実戦さながらの内容で、4F50秒5-37秒0-12秒7をマークし、きっちりと併入した。

 この日の同坂路では2位タイの好時計に、音無師は「ちょっとやり過ぎだな、と思って見ていた。テンも速かったしね。まあ、上がりが12秒台だし、いいだろう」と苦笑しながらも合格点を与える。騎乗した生野助手は「自分からグイグイと行く感じでいい傾向。上積みは大きいと思います」と歯切れがいい。

 左前脚の腱鞘炎で、約1年ぶりの復帰戦だった金鯱賞は5着。「使った後も何も問題なかった」と指揮官は胸をなで下ろす。中間は脚元への負担に細心の注意を払い、積極的にプールを活用。厩舎としては異例の木曜追いにも「プールを挟みながらやっているから、こういうローテになった。俺は昔、プールばかりで調整して勝ったこともあるんだぞ」と調整面に不安はない。

 金曜朝もプールで調整予定。心肺機能に十分な負荷をかけ、上昇ムードで臨む叩き2走目に「前回は故障明けだったしな。いいよ。今回は何の心配もいらない」と師。日経新春杯Vの僚馬ミッキーロケットに続く2週連続の重賞制覇で中距離戦線に音無旋風を巻き起こす。

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