川崎記念、アジュディミツオーがJRA勢を完封

2006年01月25日(水) 16:00

 25日、川崎競馬場で行われた川崎記念(4歳上、交流GI・ダート2100m、1着賞金6000万円)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気アジュディミツオー(牡5、船橋・川島正行厩舎)が好スタートからハナを奪うと最後まで渋太く粘り切り、直線半ばから並びかけてきた1番人気シーキングザダイヤの追撃をクビ差凌いで優勝した。勝ちタイムは2分12秒8(稍重)のタイレコード。さらに1.1/2馬身差の3着には3番人気タイムパラドックスが入った。

 レースは、アジュディミツオーが逃げる展開で、2番手にJRA勢・シーキングザダイヤサカラートが並んで追走し、タイムパラドックスは中団からレースを進める。2周目の向こう正面でペースアップ、先頭を行くアジュディミツオーは前走同様に余裕の手応えで勝負どころを迎え、サカラートが先に動き出し、2番手外から前を追いかける。それを見ながらシーキングザダイヤがワンテンポ遅らせて仕掛けると、後続各馬もスパート。大外からタイムパラドックスがジリジリと差を詰めるも及ばず。逃げ粘るアジュディミツオーに並びかけるシーキングザダイヤの競り合いとなったが、叩き合いの末にアジュディミツオーがクビ差先着し、交流GIを2戦続けて逃げ切った。

 勝ったアジュディミツオーは、父アジュディケーティング母オリミツキネン(その父ジャッジアンジェルーチ)という血統。03年9月のデビュー戦(船橋・ダート1000m)を勝利で飾ると、04年東京ダービー(南関東G1)を01年トーシンブリザード以来、史上2頭目となるデビューから無敗(4連勝)で制し、同年12月の東京大賞典で交流GI初制覇を飾っている。昨年は、3月に首・ナドアルシバ競馬場で行われたドバイワールドC(首G1)に地方所属馬として初の参戦(6着)を果たした。帰国後は日本テレビ盃(交流GII-3着)、武蔵野S(GIII-4着)、ジャパンCダート(GI-10着)と精彩を欠いていたが、前走・東京大賞典で史上初となる連覇を達成し、NARグランプリ2005の年度代表馬に選出されていた。通算成績15戦7勝(交流GI・3勝)。

 鞍上の内田博幸騎手は同レース初制覇、管理する川島正行調教師はサクラハイスピードで制した94年以来、同レース2勝目。交流GIに制定された98年以来、地方勢が5勝、JRA勢が4勝となった。

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