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キタサンブラック武豊騎手「初代チャンピオンになれたら」/大阪杯共同会見

2017年03月29日(水) 18:30

「初代チャンピオンになれたらという気持ちがあります」と語ったキタサンブラックの武豊騎手(撮影：花岡貴子)

■キタサンブラックに騎乗予定の武豊騎手

――今年初戦になります。今のお気持ちは?
武豊 ひじょうに楽しみにしています。昨年のこのレースからコンビを組ませていただきましたが、一年間本当に頑張ってくれて年度代表馬というタイトルを獲ってくれました。改めてとてもいい馬に巡り合えたなと思っています。

――改めてこの馬をどうみていますか?
武豊 ずいぶん成長してくれたと思います。ひじょうに強さを感じていますね。本当にすごい馬ですし、日本を代表する馬だと思います。

――昨年の有馬記念を振り返ってください。
武豊 やはり勝ちたかったという気持ちは強いですけど…うーん、よく走ってくれたんですけど、やはりあそこまでいくと勝ちたかったですし悔しいですね。

――今回、阪神の2000mというのはいかがでしょうか?
武豊 とくに問題ないと思います。距離もコースも馬場状態もあまり問わない、どういうときでも走ってくれる馬なのでひじょうに楽しいです。

――マークは厳しいと思いますが?
武豊 そこはわかりませんが(苦笑)。やはり年度代表馬ですからね。恥ずかしい競馬はできませんし、僕自身今年はこの馬の活躍をひじょうに期待していますから。その初戦ということで力は入りますね。

――新しくGIとなった大阪杯ですが、豊さんの思いは?
武豊 やはり、初代チャンピオンになれたらいいな、という気持ちがありますね。

――大阪杯は6勝をマークされていますが、ポイントは?
武豊 今年は特にGIになったことで、今までよりも凄いメンバーが集まっていると思います。かなりハイレベルなレースになると思いますね。

――最後にファンの皆さんにメッセージを。
武豊 ファンの多い馬だと思いますし、今年初戦なのでこの馬の勝つところを期待している方は多いと思います。しっかり乗って結果を出したいと思います。


■キタサンブラックを管理する清水久詞調教師

――今朝の最終追い切り、いかがでしたか?
清水 いつもどおりですね。しっかり動ける馬なので終いだけということで、ほぼ予定どおりの時計でしたし、動きもよかったです。

――納得のデキと思ってよろしいですか?
清水 そうですね。そう思っていただいて結構です。

――前走の有馬記念を振り返ってください。
清水 もちろん悔しかったですけどね。力は出し切ったし、いい競馬はしたと思います。

――この中間の調整過程を教えてください。
清水 短い期間でしたが、放牧に出しました。少しリフレッシュされて、いい休養になったと思います。

――栗東には3月はじめに戻ってきましたが、その後は?
清水 思い描いたとおりの調教ができています。何も心配することはないですね。

――5歳になり、成長した部分は?
清水 幅が出て、たくましくなったように見えますね。

――年度代表馬となって、先生として向き合い方が変わった部分はありますか?
清水 いや、そんなに意識はしていないですけども。やっぱり年度代表馬ですからね、今年は恥ずかしい競馬はできない。一戦一戦しっかり仕上げていこうと思っています。

――その中でこの阪神の2000mという舞台はいかがですか?
清水 何も心配していないです。

――昨年はこのレース2着でした。
清水 そうですね。GIにもなりましたし、(今年は)結果を出したいです。

――キタサンブラックにとって現役ラストイヤーとなりますが、どういうレースをしたいですか?
清水 もちろん、いいスタートを切りたいです。

――春は3戦とのことですが?
清水 そうですね。3戦きっちり結果を出したいですし、その3つの内容によって秋(の予定)もかわってくると思います。

――最後にひとこと。
清水 満足のいく状態に仕上がりました。年度代表馬として恥ずかしくない競馬をしたいですし、ファンの多い馬なので元気な姿を見せたいですね。

(取材・写真：花岡貴子)

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