【安田記念】グレーターロンドン反応抜群4馬身先着!出否判断は持ち越し

デイリースポーツ

2017年06月01日(木) 06:05

 福永を背に美浦Wを駆けるグレーターロンドン(右)

 「安田記念・G1」(4日、東京)

 出否の動向が注目される5連勝中のディープインパクト産駒グレーターロンドンが5月31日、栗東から駆け付けた福永を背に美浦Wで最終追い切りを行った。中間に持病のある爪に不安が出たものの、2週続けての併せ馬で懸命に太め残り解消に尽力。最終判断はきょう1日に持ち越されたが、順調なら出走する見込みだ。一方、マイラーズCで2年7カ月ぶりVを決めた古豪イスラボニータも美浦Wの併せ馬で躍動。JRA史上初の4週連続G1制覇を狙うルメールとのコンビで、14年皐月賞以来のG1制覇を狙う。

 馬の状態優先-。レースに合わせて馬をつくるのではなく、いい状態のときに使えるレースを選ぶ。グレーターロンドンについて窪田オーナーと大竹師が貫いてきたこの“大原則”は曲げない。

 だが、この春のマイル王決定戦がその「いいときに使うレース」であるならば、G1なりの攻めた調教は必要だ。蹄葉炎からカムバックを果たして以降、脚元に気を使い続けてきたが、美浦Wでの最終追い切りは、25日の1週前に続いてハードな併せ馬になった。

 栗東から駆け付けた福永を背に、先行するソルオリーヴァ(3歳未勝利)、追走するプエルト(5歳500万下)と3頭の1馬身縦列で駆けだし、4角ではぴったり挟まれて最大限のプレッシャーを受ける。そこから気合をつけられると、目の覚めるような反応で一気に4馬身突き抜けた。

 4F51秒3-36秒7-12秒1の時計に「いい調教ができたよ。操作性が高くてイメージより乗りやすい。姉(ダイワエルシエーロ)とはタイプが違うけど体がしっかりしている。パワー型だけど芝の走りもいいはず」。初めてまたがった福永は主戦を務めた04年オークス馬とも比較しながら、手に残った好感触を表した。

 大竹師は「蹄のこともあるので(出否は)見極めた上で判断」といつものように慎重だが、追い切りに関しては「動きは合格点。しっかり負荷がかけられた」と評価した。

 初重賞挑戦がG1、もまれる競馬も未経験、持ち時計…。トレーナーは課題を並べたが、最大の鍵は体重か。「きのう(30日)の段階で前走比プラス13キロ(=485キロ)。どこまで絞れるか」。5月10日に追い切りを行ったあとに爪の不安が出たため、2週前追い切りができず、その影響で増えたという。

 「いずれG1にふさわしい馬ならば、経験していかなければならない」と師。あくまで出否は状態本位。逆に言えば、出走してくれば状態に不安がなくなったということになる。目下5連勝中の7戦6勝馬が出走するか否かで、レースの様相が大きく変わりそうだ。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す