ゼーヴィントなど、七夕賞厩舎情報/美浦トレセンニュース

2017年07月05日(水) 14:50

ゼーヴィントは状態もまずまずで、前向きさがある(撮影:佐々木祥恵)

 サマー2000シリーズ第1戦、七夕賞(7月9日、GIII・ハンデ・福島芝2000m)に美浦から出走するゼーヴィントら、注目馬について追い切り後の関係者コメント。

ゼーヴィント(牡4・美浦・木村哲也)について、木村調教師。
「前走(AJCC・GII・2着)は勝ち馬にうまく乗られてしまい、勝てなくて残念でした。その後、前肢に不安が出てノーザンファーム天栄に放牧に出て、約1か月前に戻ってきました。少し余裕がある感じだったので、今日の追い切りはしっかり動かすよう指示を出しました。もう少し負荷をかけたかったですが、状態はまずまずです。

 以前より体のバランスが良くなっていますし、脚元も悪くなっていません。57キロのハンデについては特に考えてはいません。前向きさがありますし、良いバネもあって素晴らしい能力を持っていますので、好結果が出ればと思います」

マイネルフロスト(牡6・美浦・高木登)について、高木調教師。
「前走(鳴尾記念・GIII・3着)はゲートがあまり速くなかったですし、スローになって道中もハミを噛んでしまいました。内で閉じ込められる形になり、動けない場面もありましたが、それでも頑張ってくれていました。前走後は反動もなく順調です。レースを使ってきていますし、馬がだいぶできているので、今日は気持ちを乗せるような追い切りでしたが、最後までしっかり走れていました。

 ハンデの57キロは背負いなれていますので、問題ないでしょう。あとは気持ちが乗るかどうかですが、最近は気持ちが乗ってきて真面目に走ってくれています。福島コースは実績がありますし、良い状態をキープできていますので期待しています」

ソールインパクト(牡5・美浦・戸田博文)について大野騎手。
「馬場の悪い時間帯での追い切りにもかかわらず、ノメらずリズム良く、最後までしっかり走ってくれました。終いの反応を見たいという指示でしたので、終いだけ少し仕掛けました。今日初めて乗ったのですが、バランスも良くて硬さもなく、非常に乗りやすい馬ですね。

 レースを見たり、どんな馬か聞いたりした感じでは、長く良い脚を使うタイプなのではないかと思います。条件馬(1600万下)ですが、ハンデ戦ですし、この馬の特性を生かして乗りたいですね」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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